
日本人ならだれでも知ってる富士山です。富士山は「登らぬ馬鹿、2度登る馬鹿」と言われます。これは「日本一の高さの山に登らない馬鹿」と「あんなつまらない山に2度登る馬鹿」という意味です。確かに富士山の標高は2番めの北岳(3192m)より500m以上高い日本一の標高です。人は皆、富士山を見つけるとうれしそうに「あ!富士山だ!」と叫びます。一体どうしてでしょうね?また、山等に興味が無い人でも登りたいという数少ない山です。私は富士山なんて俗物的な山はつまらなそうだと登るのを遠慮していたのですが、結局登りました。
私が富士山に登ったのは一番登山者が多い盆休み('91/8中旬)でした。昼に御殿場側から登りました。確かに標高が高いためちょっと登ると疲れます。登山道は火山独特のガレの中を登ります。周りには木がほとんどなく、当然高山植物も生えていません。頂上のレーダードームが見えるのに、なかなか近づかないのでじりじりします。なんとか頂上に着き、お鉢を一周しました。さすがに富士山は高く、南アルプスの山々が雲海の向こうに眼下に見えます。天気は快晴、風はそれほど強くありません。登山には絶好の日和でした。
夜は富士吉田側の山小屋に泊まりました。それにしても富士山の山小屋は最低です。夕食のメニューがカレーかうどんだけでした。布団も湿っていて、昼間あんなに晴れていたのに干さないのでしょうか?あと、夜のうちに登ってくる人がいて、ガタガタうるさいです。何故、富士山だけ夜に登る人が多いのでしょうか?他の山では考えられません。
夜半に山小屋を抜け出し、星空を見に行きました。しかし、東京の明かりが意外と影響しそれほどきれいな星空ではなかったです。富士山の夜空は日本一では無いようです。街がもっと遠くないとだめですね。写真を数枚撮り、また寝ました。
翌朝はすばらしい快晴で朝日を拝むことが出来ました。下界は雲海で霞んでいます。富士山の標高が感じられます。空を見上げると空の色は青では無く、気のせいか黒い気がします。成層圏もあと少し(?)ですからね。時間があるのでお鉢を再度回って、須走方面に降りました。下りは砂走りを下の樹海まで(標高差1000m程度)を一時間以内で降りた記憶があります。ほとんど走っている感じでしたが、雪渓を下っているようで楽しく下れました。
富士山からの展望は一見の価値があります。確かに高いです。しかし、途中の登山道には高山植物も無く、動物もいません。それゆえ、富士山はやはり遠くから見るのが一番です。ただ、山スキーのフィールドとしての富士山はすばらしいという話なので、そのうち行ってみるつもりです。ただ、その時は頂上には立たないと思いますが・・・・(行ってきました。私も「2度登る馬鹿」になりました。1999/5)



