
穂高岳を初めて見たのは秋だった。飛騨側からバイクで安房峠を越えた時に初めて穂高を目前に見た。快晴の日だった。あまりにすばらしい眺めなので、メットの中で何度も叫んだ。以来、穂高は私のあこがれの山になった。この年は上高地を歩き、乗鞍から穂高を眺めるだけで終わった。次の年も秋に上高地にやってきた、ちょっと季節が遅かったので山はもう冠雪しており、登頂はあきらめた。そこで、徳本峠に登り穂高を眺めた。徳本峠からの雪をかぶった穂高の眺めはまるでヒマラヤの山のようにギザギザしており、とても登れそうになかった。
やっと穂高に登れる年が来た、次の年の秋にテントを担いで涸沢経由で穂高に登った。初雪の後だった。ザイテングラードの途中から雪の上を歩くようになり、穂高岳山荘の上からはずっと新雪の上だった。ザイテングラードは急なため、水を補給しながら歩いたが、せっかく雪があるのだからと雪を食べ食べ登った。天気はくもり時々晴れであった。山頂では晴れ間を待って1時間待ってやっと他のパーティーが登ってきた。さすがにこの時期(10月中旬)は登山者が少ないようだ。
涸沢に戻ると雨が降ってきた。夜半には雪になった。積雪でテントがつぶれ寝袋に触ってくるので、夜中に何度も起こされた。その度にテントの屋根をたたいて雪をはらはねばならなかった。翌日、起きると30cm程度の積雪だった。
それ以来、夏に2度頂上に立った。1度目は槍ヶ岳から前穂高へ縦走し、2度目は北穂から西穂を縦走した際に頂上に立った。両方とも夏の盛りで山頂は登山者で一杯だった。私は今のところ岩はやらないが、ジャンダルムの岩を見るとこんな所を登るのも楽しそうだと思ってしまう。
昭文社の地図では奥穂−西穂高の縦走路が点線で書いてあるが、夏道を歩いた感じではそう難しい路ではない。馬ノ背ではちょっと高度感があるが、それ以外はマーキングがしっかりしていて体力と度胸さえあれば誰でも行ける道だと感じた。
最近、私が行きたいルートはスキーでの直登ルンゼ滑降である。あと、飛騨側に降りるルートは行ったことが無いので、そちらの方にも行ってみたい。穂高に登ると、周辺の山も高いため、それほど高いと感じないが(?)、周辺の山々(双六や常念等)から見ると穂高の高さが実感できる。奥穂高岳の良さは、頂上からの眺めとふもとから見上げた時が最高であると思う。登山道はガレ場で高山植物もそれほど多くなく、人が多く自分のペースで歩けないのが欠点である。まあ、人気のある山なのでしょうがないかもしれないが。
オススメの山 乗鞍岳
オススメの山(?)上高地(穂高が写った多くの写真あり。)
オススメの山 槍ヶ岳
オススメの山 常念岳



