
今シーズンの滑り納めとして鳥海山へ行ってきた。 コースは最も雪が多いと思われる鳥海北面祓川コースとした。 ザラメの大斜面を堪能することができた。
夜のうちに登山口(祓川登山口)に到着した。
夜は満月で、鳥海山の雪が月光に照らされ青白く光っていた。
十分雪がある事に満足し寝た。
朝、起きると意外に天気が悪かった。
標高1400m以上が雲に隠れている。
行けるところまでと思い出発する。
7:40 出発
湿原の木道を越えるともう雪の斜面だった。
富士山では谷沿いにしか雪が無かったが、ここは雪の斜面に所々潅木の島がある、という感じだ。
とても5月末の山とは思えない雪の量だ。
雪がしまっているので、スキーを担ぎつぼ足で登る。
ちょっと登ると大きく雪が割れている所が2、3個所あった。
積雪は4〜5mはあるように見える。
まだ当分スキーができそうだ。
最初はキリの中の歩行だったが、途中で雨まで降ってきた。
視界が無く、潅木の島に惑わされながら、避難小屋に到着した。
ちょっと休み、登り続けた。
斜面が広くなり、キリの中どう登ってよいのか迷う。
先行者のトレースをたどり、急な雪の斜面を登ると、頂上(七高山)だった。
10:10 頂上着
天候は霧で何も見えない。風が強く、西側のガケには5月末だと言うのに霧氷がついていた。
鳥海山は燧ヶ岳を除けば東北一の高さで、周囲の山が色々見えるはずだが、全く展望がない。
時たま雲が薄くなり一瞬周りの景色が見えた。東斜面は雪の大斜面になっている。西にはすぐそばに新山がそびえていた。しかし、一瞬で隠れてしまった。
天候が悪いので新山の往復はあきらめた。
後から登ってきた地元の登山者と雑談して時間をつぶしたが、晴れる気配はない。
天気予報では天気は回復するはずだが、待ちきれないので滑走することに決める。
10:55 滑走開始
頂上からちょっと下った所でスキーを付け、最初は東へ滑る。
意外と斜度があるが、固いザラメで滑りやすい。
あまり滑りすぎると戻れなくなるので、途中から北へ斜滑降した。
雲が薄くなってきたようで、下の方まで見通せるようになった。
登ってくる人の脇をどんどん滑る。
キリで温度が上がらないためか、下っても雪質の変化はそれ程感じない。
気持ちの良いザラメがどこまでも続く。
あっという間に避難小屋までついてしまった。
登りは避難小屋の右(上から見て)から登ってきたが、
左の方が面白いと聞いたので左へ滑り込んだ。
右の方は雪の割れがあったが、左の方はほとんど割れがなかった。
ちょっと氷化気味の雪になってきたので、強い荷重で滑るようにする。
雪がきれる所は突然で、前方には背丈の倍はある密なヤブが広がっている。
とてもこのヤブを越えれそうにないので、周りを見渡すと、
右のヤブの中に夏道がついてた。
夏道を5m程歩くと隣の斜面に出ることが出来た。
再度スキーを装着し、登山口へ滑り込んだ。
11:25 登山口着
下山してスキーを外すと、後ろが明るいことに気づいた。
振り返ると、雲が切れ、青空の下に鳥海山が見えていた。
あと30分滑走開始を遅くしていればと悔やまれる。
あまりに天気が良いので、1時間程周りの景色を写真に撮って過ごした。
快晴の下、新緑と残雪が眩しかった。
あとはひたすらドライブして帰ってきた。しかし、鳥海は遠かった。
距離は450km,6時間半かかった。高速に乗るまでが長かった・・・
今回は残念ながら、「私は」天候には恵まれなかったが、 大斜面でのザラメ雪を堪能することが出来た。 鳥海山に病み付きになる人がいる訳もわかる気がした。 再度、違うコースからチャレンジしてみたいと思う。
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