夏、霧雨の中、北上山系薬師岳に登った。霧雨が似合うコケと森だった。
小田越には駐車場なしという看板があったため、河原の坊に車を止めた。
天気は霧雨で駐車している車はすくない。
駐車場からのシャトルバスはもう終わっていた。
小田越まで車道を歩くことにする。
30分ほどで小田越に到着した。
峠から左へ行くと早池峰で、右へ行くと薬師である。
右へ折れてしばらくは立派な木道が整備されていた。
木道は雨にぬれて滑りやすい。
木道が終わると登山道に水が流れ、川になっていた。
しばらく行くと水がなくなり、普通の登山道になった。
緩やかな斜度の森の中の道をどんどん登っていく。
広葉樹の森から針葉樹の森へと変化した。
しばらくすると巨岩が多くなり、岩の下にコケが生えている。
最初は白いのがヒカリゴケだと思った。
しかし、しばらく行くと巨岩の下に緑色に怪しく光るコケを見つけた。
これこそヒカリゴケだとわかった。
ほんとにわずかしかヒカリゴケがない。
ちょっとした鎖場を過ぎてしばらくすると森を抜け森林限界に到着した。
ハイマツなどが生えている。
しばらくすると無線アンテナのある小屋の小ピークに達した。
ここからはなだらかな登りで、巨岩とコケの多い尾根を進んだ。
キリで周りが見えず、何度かニセのピークを越えて頂上に到着した。
天候はキリで風が強いため、岩陰で昼ごはんとした。
周りの展望はないが、晴れていれば正面に早池峰が見えたことだろう。
頂上の岩はコケむしており、キリが似合っていた。
しばらく休んだ後、下山を開始した。
1時間弱で小田越へ下山した。
結局、山中で誰ともすれ違わなかった。
非常にいい山なのだが、登山者は早池峰に吸い寄せられてしまうのだろう。